
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日時 | 令和8年8月4日(木)19:00~20:30 |
| 会場 | 宜野湾記念病院 |
| 参加人数 | 13名 |
通所リハビリテーションや関連業務に従事する理学療法士が集まり、日頃の現場での課題や工夫について語り合う「通所リハPT意見交換会」を開催いたしました。
建前抜きのリアルな本音や、明日からの現場ですぐに使えるノウハウが飛び交う熱い90分となりました。
書類・LIFE業務の効率化と実地指導対策
現場で最も負担感の大きい「書類・LIFE入力」や制度対応について、各事業所での工夫が共有されました。
書類入力はPTだけで抱え込まず、各職種で手分けして打ち込みを行う体制づくりが進んでいます。
細かい評価・打ち込みには時間がかかりますが、「必要な業務」として割り切りつつ分担して進める重要性が確認されました。
個別指導(実地指導)への対策
指導が入った際の具体的な対応方法や、事前に準備しておくべき書類・記録のポイントについて、経験豊富な参加者から貴重な情報提供がありました。
フィードバックの現場還元が今後の課題
「送信はしているものの、戻ってきたフィードバックデータを現場のケアやリハプランにうまく活用し切れていない」という声もあり、今後の運用の課題として共有されました。
集団リハの再評価 & 業務範囲と「PTのプライド」
個別リハの提供方法や、送迎・フロア介助といった「業務範囲」についても深い議論が行われました。
「集団リハビリ」の効果的な活用
利用人数の多い通所リハでは、個別アプローチだけでなく「集団リハビリ」の工夫が非常に有効です。
かつての診療報酬体制の頃に実施されていた集団アプローチの手法も参考にしながら、やり方次第で非常に高いリハビリ効果を引き出せることが再確認されました。
他職種サポート・ヘルプ業務における「PTのアイデンティティ」
送迎やトイレ誘導など、デイケア全体の運営や他職種連携のために「助け合い」を行うのは当然の流れとなっています。しかし議論の中で強調されたのは、「単なる介護の手伝い・作業補助になってはいけない」という点です。
「自分たちは理学療法士という専門資格を持ってサポートに入っている」というアイデンティティを持つこと。
送迎時の乗降動作やトイレ誘導の場面一つをとっても、動作評価やアプローチの視点を持ち、PTならではの価値を発揮しながら支援していく姿勢が不可欠であるという意見で強く一致しました。
おわりに
今回の意見交換会では、業務効率化や制度変更への対応といった「実務的なノウハウ」だけでなく、多忙な現場の中で見失いがちな「PTとしての専門性と姿勢」を再確認することができました。
ご参加いただいた皆様、活発なご意見をありがとうございました
今後も会員の皆様の疑問や悩みに寄り添い、現場に還元できるような意見交換の場を企画してまいります。
松川 英一(居宅通所支援事業部 部長 / かなさん内科リハビリクリニック 所属)









