【開催日時】2024年11月19日(火)
【参加者】県内会員42名 学生4名 県外会員15名
今回は沖縄県士会の会員から世界大会を経験した2名の先生に、実際のトレーニングやコンディショニング、救急対応、マネジメントの様子を紹介して頂きました。パラスポーツといってもとても幅広く、今回はその中でも聴覚障害と知的障害の2つのカテゴリーの話を聞く事が出来、なかなか聞く事が出来ないカテゴリーであったため、新しく知る事がたくさんあった講習会でありました。
西原先生のデフバレーボールの男子日本代表活動での講義では、聴覚障害者でも支障なくコミュニケーションが取れる選手もいるなど、選手の障害の幅も様々だという事に驚きました。しかし、トレーニングをするときは聴覚刺激が入らないために合図の出し方や、新しいトレーニングを取り入れる際の配慮など、難しい面も多くあると感じました。
新垣先生の講義では、知的障害の選手の特性なども知る事が出来、痛覚の感じ方にも特徴があることに驚きました。自身で痛みや違和感を表現できない選手に対して、怪我をしてしまった場合、どうやって段階的に負荷をあげていくのかなどがとても気になりました。海外での活動はなかなか聞く機会がないため、今年のパリオリンピックやアジア大会での救護活動の様子など、とてもリアルに聴く事が出来ました。同じ怪我であっても、日本国内と国外とでは対応の難しさもあり、より多くの準備が必要である事が分りました。
パラスポーツこそ理学療法士の強みを最大限に活かせる場所だということをお二方の講義を聞いて感じ、私もパラスポーツに関わっていきたいと思いました。(知花亜希子 同仁病院所属)