2月26日に北大東中学校にて「自分の身体は自分で守ろう〜ストレッチは大切〜」というテーマのもと一般講習会を行いました。受講生は中学生18名(男子生徒8名 女子生徒10名)全生徒であり、授業のない先生方にも受講いただきました。
講義の内容は、
1.成長期に多い怪我とその対応方法、予防。
2.怪我をしたときの応急処置。
3.熱中症にならないための水分補給の方法。
以上の3つのテーマで話をさせていただきました。
怪我をしたときのRICE処置は実際に学校にある道具や身の回りのものを使ってすぐにアイシング、圧迫、固定ができるかをデモンストレーションしながら伝えました。
水分補給の方法に関しては、まずは普段自分がどの程度水分を摂取しているかの確認から説明をさせていただきました。
練習前後の体重を測定して少ないのか、適正かを確認することで実際に必要な水分摂取量がわかります。
毎日のコンディションチェックとして体重測定の重要性と実際にどの様な水分を摂取しないといけないのか。なぜ水だけではダメなのかを理解してもらいました。怪我に関しては成長期に多い慢性疾患や外傷を説明し、それが普段の生活における姿勢(静的アライメント)や不良な動的アライメントから引き起こされるという部分を実技を通して実感していただきました。
アライメント不良やタイトネス、動作イメージの低下から怪我をしそうな動作を行っている生徒もいた為、自宅で出来るセルフストレッチとセルフエクササイズ、動的ストレッチを継続して行っていただくため指導させていただきました。
離島という環境で、近くに理学療法士がいない、運動を修正してくれる方がいないという中でも自分の身体を知ることで必要な対応方法を自分自身で実践できるということを理解してもらえるような講義を意識して話をさせていただきました。
今後も理学療法士と直接関わる機会が少ない環境で困っている方への対応を一般向け講習会を通して考えていきたい。
(スポーツ事業部 新垣 貴大 バークレー整形外科スポーツクリニック)