2020年度 沖縄県高校野球秋季大会 サポート報告
スポーツ事業部では、9月20日~10月11日の沖縄県高校野球秋季大会期間中のコザしんきんスタジアムの試合に対して医療サポートを行いました。
夏季大会に続き、新型コロナウイルスの状況によりサポートは難しい状況になるものと思われたのですが、所属先の許可を得られた会員の協力で1球場については大会初日から決勝戦までのサポートを実施することができました。
夏季大会の経験があったことで、会場役員の先生方も対応がスムーズで大会の運営が行われていたと感じました。
球場にはサーモグラフィーが設置され、入場の時の消毒並びに参加者リスト提出など応援に入る方のチェックも細かく実施されていました。球場内のトイレにおいてもポンプ式の洗剤の設置が整えられており、手指衛生についての意識も高まっていると感じることができました。
私の対応日にアクシデントがあり、グランド内に駆け付ける場面がありましたが、感染対策マニュアルに沿ってサポートバックにゴーグルの準備は出来ていましたが、グランドでの対応時にゴーグルの装着を忘れてしまう場面がありました。症状によっては飛沫の暴露の可能性もあるので今後のゴーグルの装着については検討が必要かと思いました。
一方で選手達のベンチにおける対応については、心配な部分もあり、再度水分補給のボトルの回し飲みやベンチ内での声援のかけ方、ハイタッチなどの直接的な接触なども時折みられることがあり、適切なベンチ内での感染対策の範囲について再度指導する必要があるのではないかと思いました。次年度よりサポート内容に加えて、感染対策面も研修内容に含めた伝達も行っていければと思います。
(スポーツ事業部 副部長 座波信司 医療法人おもと会 統括本部 )