【開催日時】２０２５年１月２４日（金）１９時～２１時
【会場】琉生病院
令和7年1月24日（金）19時より、琉生病院で開催された産業理学療法実践報告研修会に参加しました。私自身産業分野に携わり始めたところですが、企業の中で一般の方向けに何ができるのか、これまでの病院勤務での臨床経験とは大きく異なることのようで興味深さとともに不安を感じることもあります。今回の研修では、企業で働く従業員の腰痛や転倒などの労働災害予防にむけて作業環境・動作方法の改善、ストレッチ等健康管理の提案などを報告されており、産業理学療法士としての活動は理学療法士としてこれまで培ってきたものを大いに活かせられると確認でき、私自身の不安を払拭できるとても良い機会になりました。
研修会では３名の講師がそれぞれの経験を基に、出向いた企業の特徴や、現場で真剣に実践し続ける姿勢について詳しく説明してくださり、とても楽しそうに話される姿勢は印象的でした。現在、「転倒」「腰痛」などの労働災害は労働人口が減少していく日本において深刻な社会問題となっており、私達理学療法士の技術が一助となる可能性があること、さらには企業の生産性や業務効率の向上にも寄与できるものだと、あらためてこの分野のやりがいを感じることができました。
今回の研修会は参加者が14名と少なめでしたが、県内の理学療法士にもより広くこの分野を周知する必要性を強く感じました。私自身も今後、積極的に産業保健分野の活動をしていきたいと考えています。
また、来年度の産業理学療法の活動のため、継続した取り組みを続けていきたいと思います。皆さんも是非一緒に参加しましょう。（武村奈美 岸本整形リハビリクリニック所属）
