【開催日時】令和7年7月28日(月)9:00~11:00
【会場】嘉手納中学校
令和7年度2回目の出前講座は、嘉手納中学校の女子バレーボール部の選手、先生、保護者の方に対して実施しました。講師は沖縄統合医療学院の西原先生、サポートとして同仁病院の知花が担当しました。
内容は、理学療法や理学療法士について、成長期の体の特徴について、スポーツ外傷と障害について、熱中症について、コンディショニングについてなどでした。幅広い内容でありましたが、西原先生が中学生にも分りやすく説明してくれていました。また、生徒たちにも質問したりコミュニケーションを取りながら進めていて、みんな真剣に楽しく講義を聞いていました。後半の実技では実際に柔軟性のセルフチェックを行い、その後に、柔軟性改善の為のセルフストレッチを実施し、再度セルフチェックにて柔軟性の変化を見ていきました。ほぼ全員がストレッチ後の柔軟性の改善を実感出来ていて、特に実技は楽しく学んでもらえたと思います。実際に生徒からは、「ここが硬い気がする」「右の方がやりやすい」など自分の体に対しての気づきの発言もあり、自身の体を知るきっかけを作れたのではないかと思います。また、顧問の先生からは、「現在行っているウォーミングアップやクーリングダウンに対してアドバイスを頂きたい」との投げかけがあったので、現在実施しているものをチェックし、それに対してのアドバイスも行いました。
育成年代から体の事や怪我の事を少しでも知ってもらうこと、そして怪我無く学校生活や部活動を楽しめる環境を作っていくこと、その手助けが出来る様な取り組みはとても重要なことだと感じています。まだ今は限られた学校にしか行くことは出来ていませんが、これがどんどん増えていければと思いますし、たくさん依頼が来てもそれをしっかり担当できる人材と人数を確保出来る様に、スポーツ理学療法士の育成にも力を入れていきたいと思いました。(知花亜希子氏、同仁病院所属)