沖縄県理学療法士協会より推薦いたしました以下の3名が、この度、各表彰において栄えある受賞をされました。
長年にわたる献身的な活動と卓越したご功績に対し、心よりお慶び申し上げますとともに、深く敬意を表します。
令和7年度 厚生労働大臣表彰 受賞:池城 正浩 氏

この度、当協会が推薦いたしました池城 正浩 氏が、医療・福祉分野における功労を顕彰する令和7年度 厚生労働大臣表彰を受賞されました。
池城氏は、昭和63年に理学療法士免許を取得されて以来、35年にわたり医療および福祉分野でご尽力されてきました。
特に、平成20年から令和2年までの長期間、沖縄県理学療法士協会 会長を歴任され、協会の発展と運営基盤の強化に大きく貢献されました 。
また、学術分野においては、第51回全国学術研修大会大会長(2016年)など、多くの学術大会の大会長を務め、理学療法の学術的発展と技術向上に寄与されました。
さらに、JICA草の根技術協力事業を受託し、フィジー国との国際交流・技術協力を推進したほか、平成24年度の公益社団法人移行の際には、定款や組織体制の整備を主導し、協会の公益性を備えた基盤確立に尽力されました。
現在は教職として後進の育成にも取り組み、業界全体の発展に寄与されています。
この名誉ある受賞は、池城氏の長きにわたる献身的な活動と、その多岐にわたる功績が国によって高く評価された証です。
心よりお祝い申し上げますとともに、今後のさらなるご活躍を期待いたします。

令和6年度 沖縄県医事功労者知事表彰 受賞:名嘉 淳 氏

名嘉 淳 氏が、この度、令和6年度 沖縄県医事功労者知事表彰を受賞されました。
名嘉氏は、昭和60年に理学療法士免許を取得後、医療施設におけるリハビリテーション施設の立ち上げに関わり、老人訪問看護ステーションや老人デイケアの開設(平成2年)を通じて、地域リハビリテーション活動を本格的に開始されました。
特に、沖縄県受託事業として開始された「沖縄県地域リハビリテーション推進交流会」において、渉外担当や事業担当理事として企画・運営を担い、沖縄県における離島を含めた地域リハビリテーションの礎を築かれました。
さらに、「人間らしく生きる権利の回復」という理念のもと、重度障害者の通いの場の創設や、居住系施設における終末期リハビリテーションの実践、認知症や看とりの取り組みを先駆的に行い、地域福祉基金の確保による「やまびこ大学校」事業の開始や「重度知的障害者グループホーム事業」の立ち上げにも尽力されました。
名嘉氏の地域医療・福祉への多大な貢献が認められたこの知事表彰は、地域に根差した理学療法士の活動の重要性を県民の皆様に広くお伝えするものです。名嘉氏の功績を心より讃え、私たちも地域医療への貢献をさらに深めてまいります。
令和6年度 JPTA協会賞 受賞:小嶺 衛 氏

小嶺 衛 氏が、令和6年度 公益社団法人 日本理学療法士協会(JPTA)協会賞を受賞されました。
小嶺氏は、昭和62年に入会されて以来、37年間にわたり、日本理学療法士協会および沖縄県理学療法士協会における会員として、本分野の発展に多大な貢献を果たしてこられました。
沖縄県理学療法士協会では、平成19年から令和6年までの長きに渡り、理事、副会長、そして代表理事(会長)(令和2年6月~令和6年6月)を歴任し、協会の運営と地域医療の充実に尽力されました。
特に、第51回全国学術研修大会準備委員会委員長など、主要な学術大会の運営を牽引し、学術活動の推進に貢献されました。
また、日本理学療法士協会においても、平成21年から令和6年にわたり代議員や新組織検討委員会委員などの役職を歴任し、協会の発展に寄与されました。
JPTA協会賞は、理学療法分野における顕著な業績と協会の発展への貢献が認められた個人に贈られる最高の栄誉です。
小嶺氏の受賞は、沖縄の理学療法士が持つ高い専門性と献身性を証明するものであり、心よりお祝い申し上げます。
