日時：2024年9月21日（土）14：00～17：00
会場：琉生病院
2024年9月21日(土)、琉生病院にて産業理学療法委員会による共催講習会が開催されました。検診を中心として診療を行っている琉生病院、産業認定理学療法士の喜瀬真雄委員によって実現する事ができました。
今回講師の三木貴弘先生は、研究に対して熱心な方であり、自分の研究内容だけでなく、腰痛に関するいろいろな研究なども交えて講演を頂きました。
腰痛は、現在、世界第一位の疾患である事、世界で5億人以上が腰痛だと推定されておりさらに2050年には36.4%の増加が予測されいること、腰痛はどの慢性疾患よりも多くの人々を職場から離脱させているという事、日本においても腰痛の生涯有症率は83.4%にもなる事などの疫学から始まり、衝撃を受けました。
さらに、腰痛の真実と噂について、エビデンスを踏まえて説明して頂きました。大変興味深い内容でしたが、次に繋がると思います。
今回参加者は、対面15名、オンライン21名、合計36名の参加がありました。今後、腰痛予防などの対応に対処できるのは、理学療法士として、第14次労働災害防止計画にも理学療法士が明記されました。これによって、理学療法士の企業への派遣も増えてきています。エイジフレンドリー補助金などからも理学療法士に期待が持たれている状況があります。ぜひ産業理学療法に興味を持たれた方は、本委員会に連絡ください。
10月11日公衆衛生活動としての理学療法～健康増進・参加理学療法の実践～にも是非参加ください。
