【テーマ】パラスポーツについて
【日 時】2023年11月14日 19時30分~21時30分
【参加者】37名(うち5名学生)
【所感】今回は「障がい者スポーツの理学療法」をテーマに2名の講師に障がい者スポーツ競技への関わり方や実際の活動内容について講義して頂いた。
新垣氏(理学療法士)の講義では、理学療法士が障がい者スポーツへ携わる強みや、指導者資格について説明して頂いた。続いてJPTA(日本理学療法士協会)に掲載されている政策要望書を紹介し、日本理学療法士協会がスポーツ分野・障がい者スポーツ分野に対しての期待や展望を説明していた。講習会後半は西原氏(理学療法士)に講義を頂いた。講義内容として、オリンピックなどでの理学療法士の活動基準に関する説明やデフバレーボールの日本代表トレーナーとして帯同したデフリンピックでの活動内容の紹介、健常者の帯同との違いを比較して紹介し、聴覚障がい者とコミュニケーションを取る際の配慮等の説明があった。また、健常者とも共通する部分としてアンチドーピングや体調管理についての注意点などを説明していただいた。
沖縄県内で障がい者スポーツへの救護活動やトレーナーとしての帯同活動についての情報は少ないため、概論などを通して理学療法士がどのように関われるのか。理学療法士が関われる強みについての説明は障がい者スポーツに関わるための理解が深められたと考えられた。また、昨年度の開催よりも多くの参加者いた事や、養成校に在校している学生の参加もあった事は今後の障がい者スポーツ分野での活動できる仲間が増える可能性があるため、非常に有意義な内容であったと考える。