【開催日時】2025年9月7日(日)
【会場】オンライン
本研修会は、片麻痺患者はなぜ転倒するのか-その実際の動作分析と治療展開-のタイトルにて、徳島文理大学の准教授を務められている長田先生にオンラインでのご講義をいただきました。参加者は県内、県外から約20名の受講生が集まり、質疑応答に関しては随時チャット欄で募集をかけることにより受講生全員に質問やその回答が共有でき、より詳細な内容の解説、確認ができました。講義の内容としては、転倒の予兆を感じるという場面を、転倒の1歩前の歩行でどういった変化が起きているかの特徴を分析し、歩行のパターン分類からの身体機能特徴に基づいた治療展開を、動作解析装置や実際の治療場面の動画を用いられながら内容を聴くことができました。また、研究に対する視点として、マクロやミクロな視点だけでは見えにくい、全体と個をバランス良くみるメゾな視点から、臨床に落とし込んでいくことを大事にされており、最新の研究としては転倒を防止する下肢のステップが出て転倒に至らない条件、注意が必要な条件などの研究内容を聴くことができ、とても有意義な内容となりました。(大浜第一病院所属、島袋 匡史 氏)